画像や要素をCSSだけで円形に加工する方法をご紹介します。
以前にネットサーフィンをしていた時、スタイリッシュな円形の画像が沢山掲載されているサイトを見つけたことがあります。
「かっこいいな~」と感じたのですが、当時は画像をひとつひとつ加工する必要があったので、自身の制作するサイトで取り入れたいとは思いませんでした。
あれから何年も経過したわけですが、今では円形の画像をサイトで使うことは簡単になりました。
なぜなら、画像を加工しなくてもCSS3を使えば、画像を円形で表示する方法ができたからです。
円形に加工できるのは、画像だけではありません。
divなどの要素もCSSだけで加工することができます。
画像や要素をCSSだけで円形に加工する方法をご覧ください。
CSSだけで画像を円形に加工する方法
円形にしたい画像にCSS3で定義を加えてやれば、画像を個別に加工しなくても、サイト上で画像を円形で表示させることができます。
簡単なので、パパッとやり方をご紹介します。
HTML
まずは、画像を表示させる記述をします。
<div class="image-round-css">
<img src="http://○○○.png"/>
</div>
【http://○○○.png】の部分は、表示させたい画像の絶対パスを記述してください。
このコードを記述すれば、以下の様に画像が表示されます。

この段階では、円形ではありません。
次にCSSで画像を円形に表示する定義をしてやります。
CSS
CSSで先ほどの画像を円形にして表示させます。
以下のように定義してやりましょう。
.image-round-css img {
border-radius: 50%;
-webkit-border-radius: 50%;
-moz-border-radius: 50%;
}
四方の角を50%(半分)だけ丸くしてやることで、円形に加工することができます。
【50%】の値を変更することで角丸の大きさを調整可能です(pxでの指定も可能)。
上記の様に定義をしてやると、画像が以下のように円形で表示されます。

上記の様に画像を正円形にしたい場合は、予め正方形の画像を用意しておく必要があります。
正方形でない画像を今回の方法で円形にすると、正円形にはなりません。
この点はご注意ください。
以上が、CSSだけで画像を円形にする方法です。
CSSだけで要素を円形にする方法く
CSSで円形にできるのは画像だけではありません。
DIVなどの要素も円形に加工できます。
HTML
例えば、以下の要素があったとします。
<div class="image-round-css2"></div>
クラス名は適当に決めています。
特に意味はありません。
この要素に以下のCSSを定義します。
.image-round-css2 {
width: 350px;
height: 350px;
background: #ccc;
}
【background】は要素が分かりやすいように追加しています。
実際には不要なコードです。
上記のCSSを定義すると、要素は以下のように表示されます。
上記の要素を円形にするには、CSSに3行のコードを追加するだけでOKです。
CSS
先ほどの要素をCSSで円形を描くためには、以下の様にコードを追加します。
.image-round-css2 {
width: 350px;
height: 350px;
background: #ccc;
-webkit-border-radius: 50%;
-moz-border-radius: 50%;
border-radius: 50%;
}
上記のように定義してやると、以下の様に要素を円形にすることができます。
要素を円形しか効している仕組みは簡単です。
【border-radius】で角丸を作り、その数値をwidthの半分(50%)と定義することで、要素を円形に加工しています。
widthとheightの数値を変更すれば、お好きなサイズの正円形を描くことができます。
以上が、CSSだけで要素を円形にする方法です。
まとめ
画像加工はもう不要!CSSだけで画像や要素を円形にする方法をご紹介いたしました。
便利な世の中になりましたよね~。
私がWEBサイトの制作を始めた頃に比べて、様々なことがCSSだけでできるようになりました。
どなたかの参考になれば幸いです。
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