しっかりと作り込んだ記事は、どうしても縦長になってしまうことがあります。
必要な情報を詰め込んだ結果なので、仕方が無いことではあるのですが、情報量の多いページは訪問者に「読むのが面倒」との印象を与えがちです。
そんなとき便利なのが、WordPressに備わっている投稿を複数のページに分割できる機能。
長いページを複数に分割すれば、以下の様なメリットを得ることができます。
- ページが縦長になることを回避できるので、訪問者の「長くて読むのが面倒くさい」を回避できる。
- スクロール量を減らすことができるので、訪問者の「スクロールが面倒くさい」を回避できる。
- 結果として、訪問者の離脱率を下げることができる。
- しっかしと、コンテンツを読んでもらうことができる。
「ちょっと文字数が多すぎるかな・・・」と思う際には、ぜひ活用したい機能です。
今回は、WordPressの投稿を複数のページに分割する方法ご紹介していきます。
<!--nextpage-->を使って投稿を分割する
WordPressの投稿を分割するのは非常に簡単で、小難しいカスタマイズなどは不要です。
投稿を作成する際、ここでページを分割したいと思う箇所に、以下のコードを記述するだけです。
<!--nextpage-->
上記のコードを記述されている箇所でページが分割され、コード以下に記述している内容は2ページ目に表示されるようになります。
上記のコードは、投稿内で何回でも記述することができます。
つまり、何ページにでも分割することができるわけです。
各ページへのリンクを表示する方法
この項目は、お使いのテーマで必要不必要が変わります。
試しに投稿のページを分割して、その投稿を表示してみてください。
その時、次のページへのリンク「ページネーション」が表示されているなら、この項目のカスタマイズは不要です。
「ページネーション」が表示されていない場合は、「ページネーション」が表示されるようにテーマをカスタマイズしなければなりません。ページネーションが表示されない状態では、ページを分割しても1ページ目しか見ることができないからです。
ページネーションを表示させるためには、テーマ本体をカスタマイズします。
ページネーションを表示させたい位置に、以下のコードを記述してください。
<?php wp_link_pages(); ?>
このコードを記述することで、その部分にページネーションが表示されるようになります。
このコードをテーマのどこに記述すれば良いかという問題ですが、これはお使いのテーマ構造によって異なってきます。「テーマのどこどこにコードを記述してください」とお教えすることができません。
投稿ページは、ほとんどのテーマの場合「single.php」で管理されているかと思います。
テーマの「single.php」を開いて、表示位置を試しながらコードを記述してみてください。
一般的な構造のテーマであれば、「single.php」の中にある【<?php the_content(); ?>】の上下辺りに設置してやればよいかと思います。
お使いのテーマに「single.php」というファイルがあり、その中に【<?php the_content(); ?>】というコードがある場合は、まずその上下にコードを記述して表示箇所を確認してください。
重複コンテンツを回避する方法
ワードプレスのページを分割すると、分割ページが検索エンジンに「重複コンテンツ」と認識されてしまう可能性があります。
私もこのことを最近になって知ったのですが、確かに重複コンテンツと認識されるケースがあるようです。
この重複コンテンツをどう回避したらよいか調べてみたのですが、ありがたいことに対策方法を紹介しているコンテンツが見つかりましたので、ご紹介をしておきます。
以下のコードを、<head>〜</head>内に記述しておくだけでOKです
<?php $pages = count( explode('<!--nextpage-->', $post->post_content) ) ; ?>
<?php if ( $pages > 1 ) { ?>
<?php if ( $page == $pages ) { ?>
<?php if ( $page == 2 ) { ?>
<link rel="prev" href="<?php the_permalink(); ?>">
<?php } else { ?>
<link rel="prev" href="<?php the_permalink(); ?>/<?php echo $page - 1; ?>">
<?php } ?>
<?php } else { ?>
<?php if ( $page == 0 ) { ?>
<link rel="next" href="<?php the_permalink(); ?>/<?php echo $page + 2; ?>">
<?php } else { ?>
<?php if ( $page == 2 ) { ?>
<link rel="prev" href="<?php the_permalink(); ?>">
<?php } else { ?>
<link rel="prev" href="<?php the_permalink(); ?>/<?php echo $page - 1; ?>">
<?php } ?>
<link rel="next" href="<?php the_permalink(); ?>/<?php echo $page + 1; ?>">
<?php } ?>
<?php } ?>
<?php } ?>
参考記事:【WordPress】投稿記事を複数ページに分割する「<!--nextpage-->記法」の使い方
上記のコードを記述するとどうして重複コンテンツと認識されるのを回避することができるのか?
詳しくは参考記事を確認してください。
上記のコードですが、サイトによってはコードの一部を修正する必要があるようです。
このサイトでも、コードを一部編集する必要がありました。
コードをコピペして終わりではなく、正しいコードを吐き出されるか確認をしてください。
吐き出されるコードがおかしい場合は、上記のコードを修正する必要があります。
この辺りは、吐き出されるコードを見ながら調整をしてください。
まとめ
WordPressの投稿を「<!--nextpage-->」で複数のページに分割する方法をご紹介しました。
情報量の多いコンテンツを作成している方には、ページ分割は役立つかと思います。
簡単に覚えられる方法ですので、この機会にやり方を覚えておくのも無駄ではないでしょう。
コメントを残す