WordPressをインストールしたばかりの状態に戻したい
運営中のサイトでは、「WordPressをインストールしたばかりの状態に戻したい」という場面には出会わないかと思いますが、テスト環境など運用されている場合、「WordPressをインストールしたばかりの状態に戻したい」という場面には以外と遭遇するかと思います。
例えば、Wordpressでサイトを制作している方など、準備したテスト環境を使いまわすこともあるのではないでしょうか?
そんな時、案件毎に「WordPressをインストールしたばかりの状態に戻したい」と考えるはずです。
WordPressをインストールしたばかりの状態に戻したい場合、データベースを初期化することで、WordPressをインストールしたばかりの状態に戻すことができます。
しかし、データベースのリセットは経験がない方にはハードルが高い!
下手にデータベースを操作すると、サイト自体が壊れてしまう可能性が高いからです。
私自身も、データベースを直接操作する度胸はありませんでした。
そんな冒険はしたくありません。
こんな時に役立つのがWordpressのプラグインです!
データベースを初期化できるプラグインも存在します。
【WordPress Database Reset】というプラグインです。
今回は、データベースを初期化したい方のために、【WordPress Database Reset】を使ってデータベースを初期化する方法を解説してみたいと思います。
【WordPress Database Reset】は、長らく更新されていませんでしたが、2020/4/25に最新版がリリースされました。
WordPress Database Resetでデータベースをリセットしよう!
データベースのリセットと聞くと、データベースの管理画面からの操作が必要で、操作を誤ると必要なデータまで削除してしまうかも、と身構える方も多いかと思います。
しかし、そんな心配は無用で、「WordPress Database Reset」というプラグインを使えば、データベースを直接操作する必要も無く、Wordpressの管理画面から簡単にデータベースをリセットすることができるのです。
WordPress Database Resetがどの様なプラグインなのか解説して行きましょう。
WordPress Database Resetでできること
- WordPressのデータベース(11のテーブル)を初期化(インストールしたての状態に)できる。
- 記事、固定ページを削除することができる(投稿IDも初期状態に戻る)。
- プラグインが生成した不要なテーブルを消去できる。以前使用していて今は使用していないプラグインのテーブルのゴミを削除できる。
- ログイン中の管理者ユーザーのログインID・パスワードはそのまま利用できる。
- WordPressのデータベースを初期化した後に現在利用中のプラグインを有効化できる。
初期化できるデータベースのテーブル
WordPress Database Resetで初期化できるデータベースのテーブルは、以下の11テーブルです。
- wp_users
- wp_usermeta
- wp_posts
- wp_comments
- wp_links
- wp_options
- wp_postmeta
- wp_terms
- wp_term_taxonomy
- wp_term_relationships
- wp_commentmeta
上記全てのテーブルのデータを一括削除することができますし、指定したテーブルのデータのみを削除することもできます(詳しくは後述)。
WordPress Database Resetの使い方
ここでは、WordPress Database Resetの使い方を詳しく解説していきます。
WordPress Database Resetをインストール&有効化できているものとして解説をしていきますので、WordPress Database Resetを予めインストールしておきましょう。
[ryus_blogcard url=”https://takayakondo.com/plugin-installation/”]
プラグインのインストール方法は、上記のコンテンツを参照してください。
具体的な操作手順は以下の通りです。
手順1:WordPress Database Resetの管理画面にアクセスする
WordPress Database Resetの管理画面には、下記の手順でアクセスできます。
WordPress管理画面 > ツール(左側メニュー) > Database Reset
手順2:初期化するデータベースのテーブルを選択する
上記赤枠部分の「Select All」をクリックしてください。
すると、初期化できる全てのテーブルが選択された状態になります。
初期化したくないテーブルがある場合は、そのテーブル名の右横にある「Remove」をクリックします。
すると、初期化の対象から除外され、そのテーブルのデータは初期化されません。
初期化するテーブルが選択できたら、上記の青枠部分に表示されているコードを、緑枠部分のテキストエリアにコピペしてください。
コピペできたら、赤枠部分の「Reset Database」をクリックしましょう。
これで、選択したテーブルのデータが初期化されます。
手順3:データベースが初期化できているか確認する
最後にWordpressの管理画面にログインして、データベースが初期化されている確認しましょう。
ログイン情報は初期化されていませんので、従来のログイン情報でログインすることができます。
ログインできたら、投稿、固定ページ、コメントなど確認をしてみてください。
初期化する前にデータがあった場合、それらが消えているのが確認できるかと思います。
また、設定データ、ウィジェット、メニューなども全て初期化されているのが確認できるはずです。
初期化する時、選択しなかったテーブルのデータを除く。
以上が、WordPress Database Resetでデータベースを初期化する手順です。
WordPress Database Resetをインストールしている時の注意点
WordPress Database Resetをインストールしている時、1点だけ注意が必要です。
このプラグインをインストールしている時、「テーマの編集」で表示されている各ファイルのファイル名が、全て英語表示となります。
全ての環境で上記の現象が起こるかどうかは分かりませんが、私の環境では常に上記の現象が生じています。
これは、プラグインを有効化していなくても同じ症状が確認されます。
WordPress Database Resetを削除すると、現象は確認できなくなりました。
「テーマの編集」で表示されている各ファイルのファイル名が、いきなり英語表示になった場合、WordPress Database Resetが原因の可能性が高いので、WordPress Database Resetを削除してみましょう。
まとめ
WordPressのデータベースを1分で初期化する方法をご紹介しました。
プラグイン「WordPress Database Reset」を使えば、データベースを直接操作することなく、Wordpressの管理画面から簡単にデータベースを初期化することができます。
運営中のサイトではあまり必要の無いプラグインですが、テスト環境のリセットなどでは非常に役立つかと思い、今回ご紹介をさせていただきました。
長い間、テスト環境を使いまわしている方、一度データベースをリセットしてはいかがでしょうか?
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