それでは、Wordpressサイトではどの様に「記事を読むのにかかる時間」を表示させればよいのでしょうか?その方法を見ていきましょう。
記事を読むのにかかる時間を表示させる意味について考える
「記事を読むのにかかる時間」を表示させる意味とはどこにあるのだろう?
私が最初に疑問に思ったことです。
調べてみると、AppleのBrian Crayさんという方が、サイトの滞在時間を延ばしたいと考え、「記事を読むのにかかる時間」を表示させたところ、10%以上も滞在時間を伸ばせたという話を耳にしました。
さらに、RSSの登録やソーシャルメディアでのシェア数も増えたそうです。
・サイトの滞在時間を延ばす効果が期待できる。
・ソーシャルメディアでのシェアされる可能性が高まる。
「記事を読むのにかかる時間」を表示させる意味は、この辺りにあるようです。
「記事を読むのにかかる時間」があれば、読むのに時間がかかる記事はすぐに読む、時間がかからない記事はとりあえずTwitterなどにシェアしておいて後で読む、という判断基準になるのかもしれません。
滞在時間やシェア率が高まるなら、「記事を読むのにかかる時間」を表示させたいですね。
この「記事を読むのにかかる時間」は、簡単なコピペで表示することができます。
その方法を続けて解説します。
WordPressで記事を読むのにかかる時間を表示させる方法
上記のような記事を読むのに必要な時間を自動的に表示させたく、色々とカスタマイズ方法を探してみたのですが、思っていたより簡単にカスタマイズできました。
以下にカスタマイズの手順をご紹介します。
手順1:記事を読むのにかかる時間を表示させるコードを追加する
以下のコードを【記事を読むのにかかる時間】を表示させたい箇所に追加してください。
<?php
$mycontent = $post->post_content;
$word = mb_strlen(strip_tags($mycontent));
$m = floor($word / 600)+1;
$est = ($m == 0 ? '' : $m) ;
?>
この記事は約<?php echo $est; ?>分で読めます。
追加する場所はテーマの構造によって異なります。
例えば、記事の上部に表示させるのであれば【single.php】などに記述することになります。
手順2:表示される時間を調整する
手順1で設置したコードで表示される時間は、人間が1分間で読める平均文字数を600文字として、記事全体の文字数を600で割った数値が表示されます。
記事数が1200文字の場合、1200/600=2、記事を読むのにかかる時間は【2分】となります。
上記のコードでは、人間が1分間で読める平均文字数=600文字としていますが、この文字数は任意の文字数に変更することができます。
$m = floor($word / 600)+1;
先ほどのコードの中に、上記の部分があります。
赤文字の【600】とある部分が、1分間で読める平均文字数を指定している部分です。
例えば、この数値を【800】に変更すれば、記事全体の文字数を800で割った数値を表示することができます。こだわりが無ければデフォルトのままで良いかと思います。
上記のコードの中に【+1】と記述があります。
これは、時間が表示されないケースを回避するための処置となります。
デフォルトのコードの場合ですと、600文字以下の記事数の場合、算出された数値が1より小さくなってしまい、何も数値が表示されなくなってしまいます。
【+1】の記述があれば、記事を読むのにかかる時間は最低でも【1分】と表示されます。
手順3:記事を読むのにかかる時間の前後を調整する
先ほど設置したコードの中にある以下の部分をご覧ください。
この記事は約<?php echo $est; ?>分で読めます。
赤文字【$count】の部分に時間が表示されます。
その前後の文章は自由に変更可能です。
任意の文字に変更してください。
文字が不要であれば、デフォルトの文字は削除してもかまいません。
まとめ
WordPressで記事を読むのにかかる時間をプラグイン未使用で表示させる方法をご紹介しました。
この機能は以前から実装したいと思っていたのですが、こんな簡単にできるとは驚きました。
プラグインの導入も必要ありませんし、コピペだけでOKなのでお手軽です。
どなたかの参考になるとうれしいですね。
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